気象トピックス・コラム
空もよう
南岸低気圧来たる、太平洋側で雪や雨


◆この先1週間のポイント
・9日(水)~11日(金)、太平洋側で雪や雨、今後の情報に注意を。
・冬型は続かず、北海道では日本海側も晴れ間がでる。
・3連休の天気は西から次第に下り坂。


週間予報【2月7日(月)~13日(日)】

7日(月)になると強い冬型の気圧配置は徐々に緩みます。日本海側の大雪は峠を越え、雪が弱まりやむ所もあるでしょう。立春を過ぎてからの大雪で積雪の深さが一気に増えて、300センチや400センチを超えた所もあります。山沿いでは雪崩に気を付けて下さい。
また、今週は冬型が続かないため、北海道は日本海側でも晴れ間のでる日がある見込みです。屋根からの落雪や路面の凍結に十分な注意が必要です。

9日(水)~11日(金)には、日本の南の海上を低気圧が東進するでしょう。冬は乾燥した晴天が続くことの多い太平洋側に雪や雨を降らせる気圧配置になります。西日本の山沿いや東北の太平洋側の他、関東甲信では平野部でも雪が降る可能性があるでしょう。南岸低気圧が通過するときには、上空のわずかな気温の違いや低気圧の発達具合で降水の状況が変化します。大雪の恐れもありますが、雪に雨が交じる場合もあるため、最新の情報から目が離せません。今後の南岸低気圧の動きを注視してください。

11日(金)から3連休が始まりますが、天気は西から下り坂に向かいます。12日(土)になると東シナ海から前線が延び、九州から雨が降りだすでしょう。13日(日)は各地で生憎の天気となり、週明け14日(月)は南岸低気圧が再び通過する恐れがあります。

立春を過ぎて暦の上では春を迎えましたが、気温はまだ低く冬らしい寒さが続くでしょう。関東などでは10日(木)の南岸低気圧の接近に伴い、気温が極端に低くなる見込みです。万全な防寒対策で寒さを乗り切りましょう。また、晴れる北海道では放射冷却が強まるため朝の冷え込みがかなり厳しくなりそうです。体調管理にお気をつけください。