気象トピックス・コラム
空もよう
暦の上では春を迎えるも、強まる雪と寒さに注意

◆この先1週間のポイント
・山陰から北の日本海側は曇りや雪が続き、雪の降り方が強まる日もあり。
・太平洋側は乾燥した晴天の日が多く、真冬らしい寒さが続く。


週間予報【1月31日(月)~2月6日(日)】

今週は冬型の気圧配置が続くでしょう。北日本の日本海側は雪が降り、積雪の量がさらに増える恐れがあります。雪崩や屋根からの落雪などに十分に注意してください。北陸も雪や雨が続き、日本海から小さな低気圧が近づき強い寒気が流れ込む2月1日(火)~2日(水)ごろにかけては雪の降り方が強まる恐れがあります。近畿北部や山陰も雲が広がりやすく、強い寒気の南下する2月1日(火)前後と4日(金)~5日(土)ごろに雪や雨が降りやすいでしょう。
太平洋側や九州は晴れて空気の乾燥が続く地方が多いですが、2月3日(木)~4日(金)ごろに、沖縄の南海上を前線が通過するため西日本を中心に雲が広がりやすく、九州南部などで雨の降る所もある見込みです。また、早い所では例年2月中旬ごろから花粉が飛び始めます。敏感な方は薬の準備をするなどあらかじめの対策をしておくと安心です。
沖縄は、週の前半に晴れる日もありますが、前線や気圧の谷の影響で曇りや雨の日が多くなる見込みです。

2月4日(金)は立春。暦の上では春を迎えますが、気温は平年並みか平年より低い日が多く真冬の寒さが続く見込みです。1月下旬から2月上旬にかけてのこの時期が1年で最も寒い時期です。春とは名ばかりの寒い日が続きますので風邪を引かないよう体調管理に注意してください。

冬至を過ぎてから昼間の時間が徐々に長くなり、太陽高度も高くなるため日差しも日ごとに強くなってきています。空気の暖かさで春を感じるのはもう少し先になりそうですが、気温よりも先にまずは光から春を感じてみてください。