気象トピックス・コラム
空もよう
【週 間】早くも雨の季節到来、大雨の所も

◆天気のポイント【5月17日(月)~23日(日)】
・梅雨入りが早く、大雨となる所がある。最新の情報で確認を。
・この時期らしい気温でも湿度が高く、ムシムシ、ジメジメと感じられる。


週間天気【5月17日(月)~23日(日)】

今週は、梅雨前線が本州付近に停滞する日が多く、九州から東北にかけて曇りや雨の日が多くなりそうです。すでにかなり早く梅雨入りの発表があった西日本の各地や東海の他、関東甲信や北陸・東北でも梅雨入りの可能性があるでしょう。

▽北日本

17日(月)は東北の日本海側や北海道の道南で大雨となる見込みです。低い土地の浸水や河川の増水、土砂災害に注意して下さい。発達した雨雲が同じ場所に停滞した場合、警報級の大雨となる恐れがあります。最新の情報で雨に備えて下さい。その後、北海道や東北北部は21日(金)ごろまで晴れ間がありますが、東北南部は曇りや雨の日が続きそうです。22日(土)は再び各地で雨が降るでしょう。
気温は平年より高めの日が多くなる見込みです。北海道は晴れて夏日になる所があり、朝晩と日中の気温差が大きい日があります。服装を上手に選ぶ必要がありそうです。東北は南部を中心にジメジメと感じられる日が多くなるでしょう。

▽東日本

17日(月)は、北陸や東海で大雨となり、激しい雨の降る所がある見込みです。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水の他、落雷にも注意が必要です。その後も梅雨前線は東日本の太平洋側に停滞するため曇りや雨が続くでしょう。22日(土)ごろには前線の活動が活発になり東海地方でまとまった雨となる恐れがあります。自分の住んでいる場所でどれほどの雨が降ると予想されているか、最新の情報で確認しておきましょう。
最高気温は、東海と北陸は平年より高めの日が多くなる見込みです。関東は平年より低い日が比較的多いでしょう。東海では夏日が続く所もあり、雲に覆われ雨も降るためムシムシと感じられそうです。

▽西日本

梅雨前線が停滞するため曇りや雨の日が続くでしょう。17日(月)は午前中を中心に雷を伴った非常に激しい雨の降る所がある見込みです。低い土地の浸水や河川の増水、土砂災害に気を付けて下さい。特に九州ではこれまで降った雨の量が多くなっている所があり、地盤が緩んでいる恐れがあります。引き続きの注意が必要です。その後、21日(金)は日本海側で、22日(土)は太平洋側で大雨の恐れがあります。最新の情報でご確認下さい。
最高気温は、九州では平年より低めですが、他は平年並みの日が多くなりそうです。いつもの年であればこのくらいの気温なら晴れて清々しいですが、すでに梅雨入りしている今年は同じくらいの気温でもムシムシ、ベタベタと感じられそうです。

▽沖縄

梅雨前線は沖縄から離れ、梅雨の中休みが続く見込みです。雲が広がりやすい日もありますがおおむね晴れる日が多いでしょう。
気温は平年よりかなり高く、真夏日・熱帯夜が続く見込みです。こまめな水分補給の他、帽子や日傘を活用し、木陰を選んで歩くなど、暑さを避ける工夫をして熱中症にかからないよう注意して下さい。