◆この先1週間のポイント
・週末11日(土)は広く雨、沖縄や奄美では大雨の恐れもあるため注意を。
・週明け12日(月)も西から雨。西日本や東海もいよいよ梅雨入り？

週間予報【6月10日(金)～16日(木)】

6日(月)に西日本や東海より先に、関東甲信で梅雨入りの発表がありました。その他の地方の梅雨入りもこの先の1週間なのかもしれません。また、すでに梅雨入りしている沖縄や奄美では雨の降りやすい日が続き、大雨になる日もありますので今後の情報に注意してください。

10日(金)は、高気圧に覆われるものの、上空の気圧の谷の影響で大気の不安定な状態が続きます。晴れ間もでますが、東北から西日本を中心に所々で雨や雷雨があるでしょう。梅雨入り前の地方では洗濯物を片付けておきたいところではありますが、空もようの変化に注意をしながら外干ししてください。
また、梅雨前線が停滞し暖かく湿った空気が流れ込む沖縄や奄美では、大雨になる所がある見込みです。低い土地の浸水や河川の氾濫、土砂災害に注意が必要です。

11日(土)になると梅雨前線が北上し、前線上に発生する低気圧が九州に近付く見込みです。西日本や東日本を中心に広く雨となり、九州南部などは雨の量が多くなる恐れがあります。

その後、低気圧は離れ前線はいったん南下しますが、13日(月)になると再び北上し、その後日本の南岸に停滞する見込み。関東以外の地方でも曇りや雨の日が多くなり、来週はいよいよ梅雨入りの発表があるかもしれません。

この先1週間で6月中旬を迎えます。いつものこの時期であればすでに西日本や東海でも雨の季節を迎えてもよいころです。ことしは梅雨入りの発表はまだされていませんが、雨の季節は間もなくといえそうです。梅雨に入ると曇りや雨の日が多くなり気分が沈みがちですが、ちょっとおしゃれな大きな傘やレインコートの準備などをして気分を上げてみてはいかがでしょうか。

また、梅雨入りの発表は防災情報ともいえます。これからは、大雨に見舞われやすい日もあるかと思います。最新の気象情報をこまめに確認するとともに、ハザードマップでの避難経路の確認などもあらかじめしておくことで、大雨による災害から命を守ることを考えなおしましょう。