気象トピックス・コラム
空もよう
今週末まで西日本を中心に大雨の恐れ、警戒を

◆この先1週間のポイント
・21日(日)ごろまで西日本や北日本を中心に大雨の所あり、引き続き警戒を。
・西日本や沖縄・奄美を中心に残暑が厳しく猛暑日もあり。熱中症対策を。
・天気は周期的に変化。晴れの日と雨の日を繰り返す。局地的な雷雨にも注意。


週間予報【8月18日(木)~24日(水)】

千島列島近海の低気圧から延びている前線が西日本や東日本に南下してきました。18日(木)にかけて、西日本や東日本では雷を伴った非常に激しい雨の降る所がある見込みです。低い土地の浸水や道路の冠水に警戒が必要です。雨は18日(木)の午前中までにやむ所が多くなりそうですが、雨がやんだ後も土砂災害や河川の氾濫の恐れがあります。崖の近くや川のそばなど危険な場所には近寄らないようにしてください。

                出典:気象庁ホームページ
また、西日本や東日本に延びている前線上に低気圧が発生し、18日(木)になると発達しながら北日本を通過する見込みです。北日本では、19日(金)にかけて東北や北海道東部を中心に大雨になる見込みです。これまでの記録的な雨で地盤が緩んでいる所がありますので土砂災害に厳重に警戒してください。低気圧が急発達するため、強風や高波にも注意が必要です。

その後雨はいったん小康状態となるものの、再び大陸から気圧の谷や前線が近付き、20日(土)には西日本や日本海側を中心に雨が降る見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が入り、西日本では再度の大雨となる恐れがありますので今後の情報に注意して下さい。

来週22日(月)以降は太平洋高気圧の勢力が次第に弱まってきます。天気は周期的に変化するようになるでしょう。数日間は高気圧に緩やかに覆われ晴れたあと、前線の影響で雨が降る見込みです。晴れる日も日本付近が前線の南側にあたるため湿った空気が流れ込みやすく、山沿いを中心に局地的なにわか雨や雷雨に注意が必要です。

暦の上では秋を迎えていますが、沖縄・奄美や九州などの西日本では残暑がまだ厳しく、猛暑日もありそうです。東日本や北日本では、極端な暑さは落ち着きますが、北海道以外の地方では真夏日が続く所が多いでしょう。

23日(火)は二十四節気の処暑(しょしょ)。暑さが和らぎ、秋の気配を感じるころといわれていますが、今週は暑さがまだ厳しく引き続きの熱中症対策が必要です。また、盛夏の疲れもどっと出てくるころです。栄養と睡眠をしっかりとって体調にも気をつけてお過ごしください。