気象トピックス・コラム
空もよう
北日本は大雨への警戒継続を

東北北部では24時間雨量の日最大値が300㎜を超え、記録的な大雨となった所があります。

引用:気象庁


◆この先一週間のポイント
・北日本は大雨が続く、土砂災害や洪水害に厳重警戒
・台風8号が発生する見込み、今後の情報に注意
・関東以西は猛暑が続き熱中症に厳重警戒


週間予報【8月11日(木)~8月17日(水)】

▽北日本・北陸
前線がこの先一週間も東北付近に停滞するため、曇りや雨の日が多いでしょう。暖かく湿った空気が流れ込み前線の活動が活発な日が多く、特に東北の日本海側を中心に発達した雨雲がかかり、大雨が長く続く恐れがあります。すでにこれまでの記録的な大雨で青森県や秋田県など土砂災害や洪水害の危険度が非常に高くなっている所があり、危険度がさらに高まる可能性があるため厳重な警戒が必要です。自治体からの避難に関する情報を確認し、暗くなってからの行動は危険なため、なるべく明るいうちに避難をするなど適切な防災行動をとってください。

気温は平年並みか平年より高い日が多いでしょう。曇りや雨でも湿度が高く蒸し暑い日が多いため、油断をせずに熱中症対策を万全にしてくお過ごしください。

▽関東甲信・西日本
太平洋高気圧に覆われ晴れて強い日差しの照りつける日が多いですが、13日(土)は湿った空気の影響で雨が降りやすくなるでしょう。特に関東や東海などでは、小笠原近海で発生した熱帯低気圧が台風8号になって接近し、雨や風が強まり荒れた天気となる可能性もあります。海上ではうねりを伴い波が高くなるため注意が必要です。進路はまだはっきりしていないため、お出かけなど予定されている方は最新の情報を確認し台風への備えを行ってください。

気温は平年より高い日が多く厳しい暑さが続くでしょう。日中は35℃前後まで気温の上がる所が多く、猛烈な暑さの日が多い見込みです。熱中症の危険性が高い状態が続くため、特に屋外でレジャーなど予定をされている方は、強い日差しの下での長時間の活動は控えるなど厳重に警戒してください。また夜間の気温も下がりにくく熱帯夜の所も多いため、屋内外や昼夜を問わず万全な熱中症対策が必要です。