気象トピックス・コラム
空もよう
寒暖差が激しい。大雪・雪崩の他、花粉に注意

◆この先1週間のポイント
・週初めは強い冬型。日本海側は大雪・風雪・雪崩・高波に注意。
・太平洋側を中心に曇りや雨の日が多い1週間。
・寒暖差が激しく、気温が上がる日は花粉の飛散量が増えるため対策を。


週間予報【2月21日(火)~27日(月)】


20日(月)11時までの6時間降雪量(出典:気象庁HP)
冬型の気圧配置が強まっており、20日(月)の昼前までの6時間に北陸や北日本では15センチ以上の雪を観測しているところがあります。21日(火)にかけて寒気の南下がさらに強まり、山陰から北の日本海側を中心に雪の降り方が強まり大雪となる所があるでしょう。また、太平洋側の一部にも雪雲が流れ込む所がある見込みです。日本海側を中心に、雪崩、落雪の他、落雷、風雪、高波に注意が必要です。

22日(水)になると強い寒気は北上し、本州付近は高気圧に覆われ西日本や太平洋側を中心に晴れる所が多いでしょう。晴天は長続きせず、23日(木)は太平洋側を中心に雲が多く、雨の降る所がある見込みです。24日(金)は、日本の南海上を低気圧が通過するため西日本や東日本を中心に雨が降り、山では雪の所もあるでしょう。25日(土)~26日(日)は再び冬型となりますが、長続きすることはない見込みです。今週は天気の変化が目まぐるしく、同じ天気が数日と続くことはなさそうです。

週間アンサンブル予想図(気象庁の資料を加工)
今週は寒暖差の大きな1週間となりそうです。21日(火)は冬型のため気温は低めですが、22日(水)からは気温が上昇に転ずる所が多く、25日(土)ごろにかけて高めとなりそうです。26日(日)は再び冬型となるため一時的に気温が低くなり、その後来週にかけて再び気温は高めの傾向となるでしょう。今週は気温の変化に左右される1週間となりそうですから、体調管理に注意してください。

また、すでに花粉のシーズンを迎えている地方が多く、今週は花粉の飛散量が多くなる可能性があります。晴れて気温が高い日や空気が乾燥して風の強い日、雨上がりの晴天などは花粉が飛びやすくなります。花粉症の方は、部屋の中に花粉を入れないように、洗濯物は部屋干ししたり、玄関前で花粉を払ってから家に入ったりと対策をしましょう。
そして、北日本は来週から気温が高くなる可能性があり、気象台からは高温に関する早期天候情報が発表されています。農作物の管理や雪崩などに十分な注意が必要です。