気象トピックス・コラム
空もよう
低気圧が頻繁に通過、寒暖差大きく荒天に注意

◆この先1週間のポイント
・週末と週明けに低気圧が日本付近を通過、荒天の恐れあり。
・寒暖差が大きいため、体調管理に注意。


週間予報【12月2日(土)~12月8日(金)】

2日(土)~3日(日)にかけて、日本海から低気圧が近付き、北日本を通過する見込みです。上空には強い寒気を伴っているため大気の状態が不安定になるでしょう。日本海側では雷を伴い雨や雪が降る見込みです。北海道は雪ですが、北陸や東北日本海側の平地では雨になるでしょう。特に北陸ではこれまでの雨で地盤が緩んでいる所があるため土砂災害に注意してください。また、大雪となった所では、雪質の異なる湿った雪や雨による雪崩にも注意が必要です。太平洋側ではおおむね晴れる見込みです。


週明け4日(月)は晴れる所が多いものの、天気は下り坂に向かいます。東シナ海から近付く低気圧が、5日(火)に日本の南岸を東へ進み、6日(水)には三陸沖に達するでしょう。太平洋側を中心に雨が降り、雷を伴ってザッと雨脚が強まる所もありそうです。また、低気圧の発達次第では、風も強まり波も高まって荒れた天気になる恐れがありますので今後の情報に注意してください。
低気圧の通過後は北日本中心の冬型の気圧配置となり、北陸から北の日本側で雨や雪の所があるでしょう。北・東日本の太平洋側や西日本はおおむね晴れる見込みです。


この先1週間は、寒暖差が大きくなるでしょう。2日(土)の気温は各地で平年より低く、冬らしい寒さとなる見込みです。その後、北日本では気温が徐々に上昇に転じ、特に5日(火)~7日(木)にかけては平年よりかなり高くなる見込みです。北海道でも雨や湿った雪になる日があるため、路面状況の悪化や雪崩に注意してください。西日本や東日本も来週前半ごろまで平年並みか低めの気温ですが、その後は平年より高くなるでしょう。
また、各地とも朝晩と日中の気温差は引き続き大きいため、寒暖差が体に堪えそうです。体調管理に十分注意してください。