冬型の気圧配置になる日が増えてきて、日本海側では、「時雨(しぐれ)」となる日が多くなっています。時雨とは、晩秋から初冬にかけて、日本海側を中心に降る通り雨のことです。しぐれる日はとても寒く、冷たい雨になります。このためか…
秋も深まり、紅葉のシーズンを迎えています。山が多く起伏に富み、南北に長い日本列島では、例年、紅葉は遅い所では12月中旬ごろまで楽しむことができ、3ヶ月ほどが紅葉のシーズンとなります。 紅葉は、朝の最低気温が8度を下回るよ…
二十四節気の「霜降」を迎え、秋が深まり寒さも増し、霜が降りはじめる頃になりました。 霜は、空気中の水蒸気が水になることなく、いきなり氷の結晶になることでできます。農作物やプランターの花などに霜が降りると、細胞が死んでしま…
朝の空気が冷えてくるようになると、「露」を見ることが多くなります。「露」は、秋の季語のひとつです。「露」がつく二十四節気には、「秋分」をはさんで「白露(はくろ)」と「寒露(かんろ)」があります。残暑が徐々に収まり、朝晩は…
「海の日」や「夏の土用」を迎え、本格的な海水浴シーズンになりますが、注意しなければいけないのが「土用波」です。 「土用波」とはいったい何なのでしょうか? まず、「波」は、風によって起こります。風の吹いている海上で、風によ…
12日(水)~13日(木)にかけて、北日本から西日本の広い範囲に黄砂が飛来する見込みです。濃度が高く、交通機関にも影響が出る恐れがあるため十分注意が必要です。 12日0時~12時10分までの黄砂観測実況図(…
週末にかけて西日本を中心に黄砂が飛来する可能性があります。濃度はそれほど高くない予想ですが、洗濯物や車への付着などに注意が必要です。 10日(金)18時の黄砂の予測(出典:気象庁) 10日(金)の朝は九州や…
季節が冬から春へと移り変わる時、最初に吹く強い南風を春一番と呼びます。 春の訪れを告げる風ということで、暖かく穏やかなイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、実際は春の嵐をもたらす危険な強風で、転倒…
九州沿岸ではこれから春にかけて「あびき」が発生しやすくなるため注意が必要です。 あびきとは、海面が数分から数十分の周期で昇降を繰り返す副振動のことです。気象現象などに伴う気圧の急変によって起こり、大きな副振…