気象トピックス・コラム
空もよう
きょうの沖縄は土砂災害に注意、北日本や関東は、雷雨の可能性あり

 

梅雨前線が日本の南に停滞しています。沖縄付近に低気圧があり、湿った空気が流れ込んでいたため、きのう14日は名護で12時までの1時間に40.5ミリの激しい雨を観測している他、1時間に20ミリから30ミリの雨が降った所が多くあります。地盤が緩んでいる所もありますので、きょうは土砂災害に警戒して下さい。一方、朝9時の時点では、九州や中国、四国地方、近畿地方など西日本の他、東海や北陸では、良く晴れています。関東や東北南部は、湿った東寄りの空気の影響で曇っている所もあり、東北北部や北海道も、晴れている所があるものの、日本海から近付く低気圧の影響で曇っている所が多く、日本海側を中心に雨が降っています。

 

6月15日3時実況天気図

 
 
 
 

きょう15日のこのあとは、低気圧が北日本に近付くため、北海道や東北北部は雨が降りやすく、雷雨の所もある見込みです。朝は曇っている関東地方ですが、日中は晴れ間がでるものの、午後は北部の山沿いで雷を伴った激しい雨の降る所がある見込みです。また、沖縄や奄美は、曇りや雨が続き、九州や中国、四国地方、近畿地方、東海や北陸では、梅雨の晴れ間が続くでしょう。
あすは、北日本の低気圧が東北地方を通過するため、北海道や東北地方は、日本海側を中心に天気が崩れ、雨や雷雨となる見込みです。また、5500m付近にマイナス15度という、この時期としては強い寒気が関東地方まで南下してくる見込みです。このため、関東地方では大気の状態が不安定になり、雨や雷雨の心配があります。その他の地方はおおむね晴れますが、奄美や沖縄は雨が続く見込みです。

 

6月15日21時予想天気図