気象トピックス・コラム
空もよう
週末の暖かさから一転、週明けは真冬の寒さに

 

◆この先一週間のポイント
・寒暖差が大きくなるため体調管理を万全に
・19日(日)は雨の所が多く、積雪の多い所は雪崩に注意
・20日(月)~21日(火)は北陸以北の日本海側中心に大雪の恐れ

 

週間予報【2月17日(金)~2月23日(木)】

 

最高気温の平年差
強い寒気の影響で、15日(水)~16日(木)は全国的に厳しい寒さとなりましたが、週末にかけて暖かい空気が流れ込み、気温が上昇します。18日(土)~19日(日)の気温は平年より高くなる所が多く、西日本や東日本では日中は15℃を超える所もあり、春の暖かさとなるでしょう。北海道でも、5℃前後まで気温の上がる所もある見込みです。
気温が高くなることは、花粉が飛散しやすくなる条件の一つです。西日本や東日本では飛散が開始している所があり、すでに九州では非常に多くなっています。花粉症の方は対策を万全にしてください。
週末の暖かさから一転し、週明けには再び強い寒気が流れ込みます。気温は平年より低くなる所が多く、北海道では日中でも−5℃前後までしか上がらない所もあり厳しい寒さとなり、西日本や東日本も10℃に届かない所が多く真冬の寒さが戻るでしょう。
この先一週間は気温の変化が大きくなるため、体調管理に注意してください。

 

19日の分布予報
17日(金)は高気圧に覆われ太平洋側を中心に穏やかに晴れますが、18日(土)は前線を伴った低気圧が日本海に近付くため、日本海側では次第に雨の降る所が多くなるでしょう。この低気圧が発達しながら北日本を通過する19日(日)は、全国的に天気の崩れる所が多くなる見込みです。暖かい空気が流れ込む影響で北日本でも雪ではなく雨の所が多いため、積雪の多い所では雪崩や屋根からの落雪に注意が必要です。また、低気圧が通過する際は雨脚が強まり、風も強く荒れた天気となる恐れもあるため、お出かけを予定されている方は最新の情報に注意してください。

 

21日朝の寒気の予想
週明けの20日(月)~21日(火)は、冬型の気圧配置が強まり、強い寒気が流れ込みます。平地で雪の目安となる上空1500m付近で−6℃以下の寒気が西日本や東日本に流れ込むため、山陰から北の日本海側を中心に雪が降るでしょう。北陸や北日本を中心に雪の降り方が強まり、大雪となる恐れがあります。風も強まりふぶく所もあるため、外出の際は最新の気象情報や交通情報を確認してください。太平洋側は晴れる所が多いですが、雪雲の流れ込む所もあるでしょう。風も強く吹くため、風を通しにくい服装でお出かけください。

 

22日(水)は、高気圧に覆われ西日本や東日本を中心に晴れますが、23日(木)は気圧の谷の影響で雲が多く、北日本や北陸、西日本などで雪や雨が降るでしょう。