◆この先1週間のポイント
・低気圧や前線の通過で雨風強まる
・前線通過後、来週は全国的に極寒に
・日本海側では大雪の恐れも
週間予報【12月16日(土)~22日(金)】
15日(金)は低気圧や前線の通過に伴い、広い範囲で雨が降っています。低気圧に向かって南風が吹き込むことで、気温は西日本で軒並み20℃を超え、九州では25℃まで上がる地点もある予想です。
この雨は16日(土)にかけて降る所が多く、北海道や東北北部は雪になるでしょう。沿岸部を中心に風も強まり、北陸や東北日本海側では暴風が吹き荒れる恐れがあります。荒れた天気に警戒をしてください。
低気圧や前線の通過後は上空に強い寒気が流れ込みます。季節外れの暖かさから一転し、来週は全国的に真冬並みの厳しい寒さが続くでしょう。
18日(月)以降は北海道で連日氷点下の真冬日となる予想で、東日本や西日本も一桁の寒さの所が多くなります。北寄りの季節風が吹き付けるため、この数字よりもさらに寒く感じられるでしょう。
東北から沖縄・奄美の広い範囲に低温に関する早期天候情報が発表されており、非常に冷え込むことが予想されています。農作物の管理や水道管の凍結などに注意するようにしてください。
冬型の気圧配置が強まることで、日本海側では雪にも警戒が必要となりそうです。北海道日本海側から山陰にかけて、大雪に関する早期天候情報が発表されており、20日(水)からの5日間降雪量平年比は近畿日本海側で3.5倍以上、山陰や北陸、岐阜県山間部で約2.8倍以上などと予想されています。
初雪がまだの地域もこのタイミングで観測される可能性が高く、一気に雪道に変わる所も出てきそうです。冬用タイヤへの履き替えがまだの方は、雪が降る前に済ませ、タイヤチェーンやスコップなども用意しておくと安心です。
今後も最新の気象情報を確認し、大雪が予想される場合は不要不急の外出を控えるなど万全の対策をなさってください。