気象トピックス・コラム
空もよう
台風6号は沖縄から西日本方面へ、早めの備えを

 

◆この先一週間のポイント
・沖縄では6日(日)頃まで台風の影響が続くため警戒
・8日(火)~9日(水)頃は西日本に台風が接近、または上陸の可能性も
・蒸し暑さが続くため熱中症対策を忘れずに

 

週間予報【8月5日(土)~8月11日(金)】

 

台風の予想進路図
大型で強い台風6号は、久米島の北西を東寄りにゆっくり進み、5日(土)~6日(日)にかけて沖縄や奄美に再び接近する見込みです。沖縄や奄美では、走行中のトラックが横転するような猛烈な風が吹くでしょう。屋外での行動は危険なため、不要不急の外出は控え、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重な警戒が必要です。海上では猛烈にしけるため、海岸には近づかないようにしてください。高潮にも厳重な警戒が必要です。
また、台風や周辺の発達した雨雲がかかり、非常に激しい雨が降るでしょう。すでに記録的な大雨となった所もあり、土砂災害などに警戒が必要です。

台風は沖縄や奄美を通過した後、次第に進路を北寄りに変える見込みです。8日(火)~9日(木)頃には、九州や四国・中国などの西日本に接近、または上陸する可能性があります。西日本では大雨や暴風、高波、高潮の恐れがあるため、最新の台風情報を確認し、早めに台風への備えをしてください。

予想天気図(8月6日~11日)
東日本や北日本も湿った空気が流れ込むため、雲が広がりやすくなり雨の降る日もあるでしょう。特に前線が停滞する北海道では、激しい雨の降る所もあり警戒が必要です。関東甲信や東海も急な強い雨の降る可能性があります。夏休みということもあり、屋外でのレジャーなど予定されている方は空模様の変化に気をつけてください。また、沿岸では高波に注意が必要です。

最高気温は、特に北日本や北陸で平年より高く暑さが厳しいでしょう。新潟では35℃以上の猛暑日が続く見込みです。東日本の太平洋や西日本の猛暑は収まりますが、湿度が高く蒸し暑いでしょう。また、夜間の気温も下がりにくく、広い範囲で最低気温が25℃以上の熱帯夜が続き、30℃を少し下回る程度の所もある見込みです。
強い日差しによる暑さは収まる所が多くなりますが、蒸し暑い日が続き昼夜を問わず熱中症の危険性が高いため、対策を万全に行い体調を崩さないようにお元気にお過ごしください。