三連休明けは全国的に春を思わせる陽気となる見込みです。九州では既に花粉の飛散が開始しており、来週にはその他のエリアも本格的な花粉シーズンに突入する可能性があります。花粉症の方は早めの対策が必要です。

この冬は暖冬傾向となっていて、1月の気温は北～西日本で平年よりかなり高くなりました。2月1週目は寒気の影響を受けて気温の下がった所もありましたが、平均値では平年を上回っている所が多く、東京の今冬(12/1～2/7)の平均気温も8.0℃と平年より高くなっています。

三連休明けは暖気の流れ込みが予想されており、全国的に一段と気温が高くなりそうです。13日(火)には平年を5℃前後、14日(水)～15日(木)には平年を10℃近く上回る陽気となる見込みです。関東以西は20℃近い予想で、桜が咲く頃の暖かさとなるでしょう。

1～2月の気温が平年より高くなっていることもあり、花粉の飛散開始時期は例年よりやや早くなる見通しです。東京都は今年の花粉飛散開始日を2月8日(木)～2月12日(月)頃になると予測しており、花粉の飛散量は昨年の8割程度でほぼ平年並みになると発表しています。

なお、花粉飛散開始日以前にも少量の花粉は飛散しています。連休明けは花粉の飛散量が一気に増える可能性がありますので、花粉症の方は早めの対策を心掛けるようにしてください。

花粉症対策で重要なのは、体に侵入する花粉を極力減らすことです。外出時は比較的花粉が付きにくい綿やポリエステルなどの服を選び、マスクやメガネによる対策も効果的です。帰宅時には花粉を払い、花粉を家に持ち込まないようにしましょう。

花粉は晴れて気温が高い日や乾燥して風が強い日ほど飛びやすくなります。向こう一週間は太平洋側を中心に晴天傾向が続き、日ごとに気温が上がる予想です。空気の乾燥も進みますので、花粉が飛びやすい条件が揃ってくるでしょう。いよいよ本格的な花粉シーズンが到来しますので、花粉症の方は万全の対策をしてお過ごしください。